マーケティングテクノロジーを考えるブログ

アプリ開発・アドネットワーク運営を経てWebマーケティング関連サービスの事業化を推進しています。

会社のメンバーと登山に行くメリットと注意点

f:id:basicbloggers:20141128120250j:plain

こんにちは、昨日に引き続き2日連続の投稿です。一度書いたら書く気がムクムクと起きてきた気がします。

実は先日、弊社メンバーと登山に行ってきました。川乗山(川苔山)という都内にある標高1300mくらいの山です。当初は割と思いつきで山登ってみよう、ということで社内で参加者募りつつ、2回ほど台風でリスケがありながら、結局3名での催行となりました。

で、なぜこのブログにこのことを書くかということなんですが、

最初は何の気も無かったのですが、実際に登ってみたら意外と同僚や部下・上司と理解を深めるのにいい方法だなと感じたからです。なので今回はその効用や実施するための条件についてメモしておこうと思います。

山登りのメリット
行ってみた気付いたメリット、もちろんレジャーとしてでなくコミュニケーション促進という観点からなのですが以下があるのかなと思います。

①じっくり話ができる
ある程度勾配があり足下も悪い中、歩きに集中していると後は話すくらいしかやることがありません。話すことに集中できるのが意外でした。そういえばスティーブ・ジョブズがよく大事な話をするときに森の中を歩きながらする、って話を読んだことがありますが、あれと同じ感じなのかもしれません。
釣りなんかも同じ効用が得られるかな、と思ったことがあるのですが、あれは各人が釣り竿に集中しちゃうので微妙な気がします。

②スマホが見れない
場所にもよりますがけっこう圏外になったりするので、スマホを見る気がなくなってきます。そうすると意外にいろんなことに考えを寄せていることに気付きました。①の話ができる、にも通じるのですが身近なことはもちろん、日常から離れたことを考えるきっかけにもなると思います。

③各人の理解が深まる
仕事とは違って、同じ目的に向かって同じことをやるので普段仕事からでは見えないことがわかったりします。特に今回は営業系スタッフ、エンジニア、私、だったのでよりそう感じたのですが、そこにこだわらなくても例えば「高校時代テニス部だったんだ」とか「意外に見た目や格好から入るんだな」とか知らなかった一面がわかったりするのがおもしろいです。

あとは当然ですが、けっこうリフレッシュできます。川乗山は途中こんな滝があったりしてマイナスイオンをたっぷり浴びられます。正直マイナスイオンの効果自体よくわかりませんが・・

f:id:basicbloggers:20141128120414j:plain


実施する場合に注意するポイント
大半の人は普段やらない活動だと思いますので、少し注意しておいたほうがよさそうなポイントです

①あまりハードな山や季節は避ける
今回1300m程度、季節も秋、都内、ということで行く前は「手軽すぎるかな~」という感もありましたが、実際は意外ときつい局面もあり全体としてはちょうど良かったのかなと思いました。パーティに女性がいる場合もありますので、最初は行きやすい場所や季節を強めに意識するといいと思います。といっても高尾山くらいだと登山というより観光ぽくなりがちなのでバランスも意識。最初から富士山とか行くのは絶対やめた方がいいです。

②大人数で行かない
今回は3名でしたが、最大でも5名くらいにしておいた方がいいと思います。登りながら全員が全員と話ができる上限かな、というのと、どうしても人数が多いと騒がしくなってしまいます。我々も登っているときに他パーティと遭遇しましたが、やはり人数が多いパーティはガヤガヤしがちだなと感じました。

③どこに行くにしても準備はちゃんとする
準備というか、靴とリュックだけは割とちゃんとしたやつを準備しおいたほうがいいなと思いました。都内だからといって間違ってもテニスシューズとかで行ってはいけないですね。滑ります。

というわけで、同僚や部下、上司と親睦を深める新しい方法としてレパートリーに入れていただけたりしましたら幸いです。

実は唯一の出戻り社員です

先日、といってもずいぶん前なのですが、アイ・パッションさんの運営されている情熱社長にて私のインタビューを掲載いただきました。
当然インタビューもだいぶ前なのですが、最初の原稿の語調が劇画タッチというかシリアス調だったのにビビってしまい、手を入れたりしていたら掲載まで少し時間がかかってしまいました。

それがこちらです。
http://passion-tenshoku.com/ceo/2014/09/23332/

「社長」にフォーカスした媒体なので当然なのですが、そこに至るまでの経緯を中心に触れる内容になっています。ただ、私の場合インタビューにもある通り、役割としての代表者であるという意識が強いのと、なんだかんだで社長という響きに気恥ずかしさを感じているというのが正直なところです。

それはともかく、記事にもあるとおり、私はベーシックグループ内で現存する唯一の出戻り社員でして、1回目と2回目の間には某ECの企業に勤めていました。出戻るまでにはそれなりの経緯があったのですが、出戻ってきた理由として大きかったのが、「自分の考える自然体で仕事ができるか」ということでした。どんな会社でも多少は自分を会社に合わせざるをえない瞬間があると思いますが、それができるだけ少なくできる環境だと感じていて、外から見ることであらためて自分がそういう環境を重視していたことに気付いた、というのが正直な理由です。

よく社員の出戻りについて是非を問うような記事やコメントが出てきます。見聞きした限りではどの経営者もだいたい出戻りに対しては自分なりの是非のルールをもっているようですね。「別に」とか「気にしたことない」とか言う人はほとんどいない気がします。検索してみるとけっこうな数の社長ブログがヒットしたりします。

これはなぜなのか?

おそらく出戻りというのは人間が社会性を持つようになってからの長い間、存在してきた概念ではないかと思うのです。それこそまだ家族単位でしか集落が存在しなかった時代から。集落をいったん外れてまた戻ってくる、ということ、それに対してどういう評価をするかというのは会社や学校といった組織ができるずっと前からあったことだからなんではないかと考えました。

人間を形成する要素としてかなり下の方、原始的なレイヤーに属するからこそ人によってスタンスが大きく異なるのではないか?と考えたわけです。ロジカルでみんなが納得できるというより「俺はこう思うんだ」という、好き嫌いに近いイメージですね。

なので、経営者の人と会うとき、その人の考え方や好き嫌いを把握するためにはいかにもなビジネストークをするのでなく、出戻りについての考え方を聞くというのは有効な方法の一つなんじゃないかなぁと思った次第です。

ベーシックグループにて、ジャフコ様を引受先とした第三者割当増資を行いました

f:id:basicbloggers:20140812113618p:plain

f:id:basicbloggers:20140812111912j:plain

昨日、フルセイルの親会社である株式会社ベーシックにて、ジャフコ様を引受先とした第三者割当増資実施について発表いたしました。普段働いていると割と頻繁に他社の資金調達のプレスリリースを見かけ、その度に金額や事業内容などにちょっとした感想をつけたりしているわけですが、いざ自分たちがその立場になってみるとなんだか不思議な感覚もありつつ身が引き締まりますね。

プレスリリースに合わせて、ベーシック全体としてのこれまでとこれから(実は10年くらいの歴史があったりします)、さらにはフルセイルの中期のビジョンに関する資料も公開しています。もちろん、ベーシックにはスマートフォンアプリ以外の事業もあり、フルセイルの他にWebマーケティング事業ASEANでの飲食ビジネス支援も注力領域として一緒に公開しています。その他、今はまだない新規事業も引き続き作っていこうと考えており、私はフルセイルに加えてこの新規事業創出も一部担当する予定です。

まっさらの新規事業に関してはすでに新規事業プランコンテスト(「ビジメッセ」と呼んでいます」)などを通じて取り組みを増やしていますが、成長となるとどうしても足りないのがリソース。特に人材。どの会社も一緒だと思いますが、ベーシック及びフルセイルでは絶賛人材募集中です。フルセイルだけでも十数人、グループでも70名強という規模ですが、逆に事業創出に関わっていけて会社全体が大きく成長する経験が得られる良いタイミングだと思います。

我こそは!という方ぜひこちらからご連絡ください。「今すぐじゃないけどちょっとオフィスを見てみたい」「雰囲気を知りたい」という方はフルセイル採用情報をまずはご覧いただきつつ、機が熟したら(熟さなくてもOK)お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

 
↓現在開催中のビジメッセのポスターです

f:id:basicbloggers:20140812112559j:plain

「方法 × ニーズ」のマトリックスから考える新規サービスのアイデア

今、ベーシックグループの社内ではビジネスプランコンテスト「ビジメッセ」の期間中でして、先週につづきアイデア出しに役立ちそうな内容を書いてみようと思います。実はちょうどこの記事を読んで自分も似たようなマトリックスでアイデアを整理しているなと思い出しまして、今回はそれをテーマにしてみようと思います。

私の場合M&Aや投資判断よりも、実際に事業やサービスとして成立するか?にフォーカスしているので少し使い方が違うかもしれません。また、あらためて今まで立ち上げたサービスを振り返ると、止めちゃったりあまりうまくいってないものも多々あり、そんなに万能ではないなとあらためて気付かされましたが、アイデアを軽く整理したりポートフォリオ的に考える際に使えるかなと思います。

そのマトリックスというのがこれです。

f:id:basicbloggers:20140724011309p:plain基本的には以下の2つの軸でチェックします。

・今まで慣れた・ありふれたやり方なのか、新しいやり方なのか。これは絶対的に新しいものというより対象とする領域においてまだない、とかって具合に考えます。「スマホ時代の2ちゃんねるってないよね」とかそんな感じです。

・ニーズが顕在化しているか、潜在(もしくはまだ気付いていない)的か。すでに世の中で一般的に行われていることなのか、解決方法があるニーズなのか?


そして、それぞれの象限の意味付けは以下のように考えます。


①既知のやり方 × 顕在ニーズ(よく行われていることを慣れ親しんだ方法で行う)
すでに世の中で当たり前のように行われていることをよく知られたやり方で行うものです。
当然、すでに参入しているプレイヤーも多く、いわゆるレッドオーシャンとか言われることもあります。

例としては、飲食店とか、今から普通の不動産情報サイトをやるんだ!とかも該当すると思います。競合は多いですが、ビジネスとして成立しやすいので、このマトリックス外の方法で整理しなおすなどしてチャンスが見つけられれば、新しいイノベーションにもなり得ます。

②未知のやり方 × 顕在ニーズ(よく行われていることを今ない方法で行う)
一番考えやすいと私が思っている領域です。すでに世の中で行われていることをちょっと新しいやり方で置き換えるものです。たとえば、今までPC上では当たり前に使われていたサービスをスマホ化するとかです。

考えてみればこの20年くらいで誕生してきたウェブ系のビジネスの多くはここに該当すると考えています。最近でいうとニュースアプリ群やLINE、メルカリなどでしょうか。時間軸は相対的にとらえているのでどの時点で考えるかにも左右されますが、新しいテクノロジーが出て来たときなどにチェックしたい領域ですね。

③既知のやり方 × 潜在ニーズ(ニーズがあるのかわからないことを、よくある方法で行う)
ぱっと見よさそうだけど芯食っていない、みたいなサービスに多い領域です。他社サービスをリサーチしまくった後にこねくり回したりしちゃったときにこの領域に辿り着いてしまったりします。「スマホで○○」みたいに一言で書くとよさげなんだけど、使ってみるとすごい面倒だったり誰もそんなことしないよ!という感じのサービスがあったりしますが、それです。なぜそのニーズを満たす方法が他にないのか、競合がいるのか/いないのか、なども合わせて検討することで客観的にチェックできます。

④未知のやり方 × 潜在ニーズ(なんだかわからないこと)
ここは一番難しい。ニーズが表面化していないことを今までにない方法で実現する、というものです。
普通に考えただけではなかなか浮かんでこないと思います。ここ発で大成するサービスは少ないので例示が難しいですが、強いて言えば最初に登場したときのTwitterとかニコニコ動画が近いかなと思います。誰もやってないだけあって、最初は謎な感じですが、世の流れにハマるとインフラレベルにヒットしたりします。

上記どのタイプを重視するかは、その会社の状況やミッションによっても異なります。また、例えば「スマホ」を既知にするか未知にするか、など解釈の違いも出てきますので、絶対的な指標としては使いづらいかもしれません。ちなみに弊社フルセイルだと①と②をメインにしながら、チャレンジとしてリスクを限定した上で④、とかそんなイメージですね。①と②はこの両方にまたがるものもあったりするので適宜使い分けるのが良いと思います。ぜひ参考にしてみてください!

「ゼロ秒メモ」を活用した、アイデア・新規事業ネタの創出方法

f:id:basicbloggers:20140715211559j:plain

最近たまに聞かれるのが「どうやって新しいアイデアや新規事業のネタを見つければいいですか?」という質問です。自分自身そこまでアイデア豊富なわけではないと思いますが、確かにアイデアの創出方法について書かれたものってあまりないなぁと思い、今回のブログでは最近やっている方法を書いてみたいと思います。すでに存在する事業やできごとの成功要因を分析したものはけっこうあると思いますが、そもそものタネをどうするかという話ですね。

新しいことを考える際、ひとつ気をつけていることがあって、すでに存在するビジネスをリサーチなどしながらインプットを増やしそれを少しいじったり、隙間をつくようなアプローチはやらないようにしています。そのやり方を取っている以上、他の人が同じことを同じ方法で考える可能性が高くなる、というのと、表面的な事象から導きだしたアイデアというのはいざ深掘りするときに壁にぶつかりやすいと感じているからです。ということもあり、基本的な方針としては自分が実際に見聞きしたことがベースになっているか、というのを重視しています。体験や経験をベースにすることで、ぱっと見どこにでもありそうなアイデアでも、根幹の経験や接点はオリジナルであることで少なからず独自性を担保できるというのが経験上あるかなと思っています。

ここで重要なのがその体験や経験をベースにした気付きをどうやって集めるか?、ということです。自分はいろんな方向に目が移りがちではありますが、その時々で様々なのを取り入れています。そしてここ3ヶ月くらいは「ゼロ秒メモ」というメソッドを取り入れたやり方が多いです。これは赤羽雄二さんがちょっと前に出された「ゼロ秒思考」という書籍で知った手法なのですが、ざっくりいうと「日常で感じたことをすぐさま手元の用紙に書き出すクセをつけることで、考えの型ができ、結論を出す時間をスピードアップできる」というようなものです。実際の書籍の中では、「必ずA4紙に手書きで書く」とか「1枚に1テーマ」という細かいルールがあるのですが、そのへんは気にせずevernoteで適当に書くようにしています。
※ちなみに「ゼロ秒メモ」というワード自体は書籍には出てこない造語です。

この「ゼロ秒メモ」、書籍内では考え方の整理術として紹介されています(ここでは詳しく紹介しないのでぜひ本を読んでみてください)が、スタイルだけは真似しつつアイデア創出にフォーカスする、というのが今回紹介するやり方です。

ポイントは、なるべく頭でひねり出さずに感じたことを書き出すというもの。この時点ではいいアイデアになるか?など気にせず、まずは感じたことをどんどんアウトプットします。大きく分けると以下の2ステップです。

①ゼロ秒メソッドに沿ってメモを書き出す

以下は先週夏休みで沖縄に行ったときのことを題材として書き出してみたメモの例です。あえて沖縄にしていますが、題材よりもアウトプットの量が重要なので、日常的に仕事やプライベートで感じたことを書き出していきましょう。最初は各トピック1行ずつとかしか書けないのですが、いったん気にせず書き出していきます。

・★沖縄での島唄の人気はすごい。人気というか意識せずにいろんなところで流れている。ラジオや市場、テレビなど。好きでも嫌いでもないのかもしれないが、とにかく間を埋めるならとりあえずこれ、というレベルまで浸透している感がある。そこで、同じようにそれなりに観光地やエリアとしてキャラが立っているけどいまいちブレイクしきれていない自治体に向けて同じようなテーマソングを作るのはどうか、と考えた。まず曲に必要な要素として、

①サビがきちんとありキャッチー、みんなで歌えるテンポ。
②メロディがしっかりしていて、合奏でなくてもすぐ何の曲かわかる
③その地でポピュラーな楽器で演奏したときの親和性が高い。

これを、メジャーデビューはしているけどいまいちブレイクしきっていないアーティストに演奏してもらう。サムシングエルス的な感じだろうか?あまり濫造するのも微妙なので、北海道のどこかと四国のどこかあたりから始める。 

・★ホテルの本当の特徴は現地行くまでわからない。家族向けなのかどうか、とか。うまく知りたい情報を絞り込めないか?実際に行った人に簡単なインタビューさせてもらうとか。マニアックなところで、台風に強いホテルとか。「沖縄台風ドットコム」

・なにげに那覇空港でF15らしき戦闘機が着陸したのをみた。どうも自衛隊もつかっているらしい。

・海産物、特に魚はカラフルなのが多かったり、いまいち種類が少ない。南国でそれを求めちゃだめか。マンゴーはめちゃ売っている

・さざえの刺身はありがたかるが、食べれない貝は気持ち悪がるのはなぜだろう?

・オリオンビールのロゴはアサヒに似ている。それにしてもノンアルコールビールは革命的だな。プールで飲んでそのままクルマ乗れる。

・最近の沖縄そばはとんこつというか、だいぶラーメンの影響を受けたアレンジのが増えたようだ。

・読谷村のあたりは沖縄戦で米軍が上陸したところらしい。

・海ぶどうは意外に養殖難しいらしい。同じ建物でもちょっとした日照の違いで差が出てしまったり、水質に敏感。もちろんそれでも育つのだけど、商品価値が下がってしまう。どちらかというと付加価値の高い作物だと思うが、需要が大きくないので量が出ないようだった。ししとうみたいな小振りで一口で食べ出がある作物があるといいんだけど

・ファミリー向けホテルでユニットバスはないだろう・・

・レンタカーはヴィッツ、フィット、デミオ、ノート、アクア、の5車種が主流のようだ。iPhone用のFMトランスミッターがあるとよかったかな。

・★息子がiPadでゲームをやっているが、どうもそれを通じて字が読めるようになってきているようだ。なぜなのかと注視していると、自分がやりたいと思った1ステップ先にあるものを理解するモチベーションは高くなりやすいようだった。座学的にひとそろい教えるのでなく、興味を持ちそうなことをたくさん用意しそこにちょっとしたハードルを設ける、というのは幼児教育において有効なのかもしれない。ゲームアプリを模した教育アプリ、とか。

・★国際通りの店はだいたい3パターン程度に大別できる。
 ①観光客相手の土産店。お菓子とかTシャツがメイン。店頭に並んでいるお買い得品はどの店もだいたい同じ。
 ②飲食店。沖縄料理中心でだいたい三線の演奏がセット
 ③謎のパワーストーンみたいな高単価の店。誰が買うのか不思議だ。
 その他コンビニやアイス屋チェーンなど。体験を売る店の人気が高いようなので、しっかりした沖縄料理とライブ、楽器や踊りの体験、帰りがけにおみやげでシーサー像もしくは小さな泡盛をあげる、をセットで提供できたりすると人気出るんじゃないか?

・おかし御殿の紅いもタルトはどの店にもおいてある。おかし御殿自体が沖縄お土産界のクラウド的存在になっていて、いろんな商品を供給しているようだ。

②メモから肉付けできそうなテーマをピックアップする 

一度書き出してみると、最初は1行ずつとかしか書けないのですが、その中に、もう少し肉付けできそうなトピックがあったりします。最初の印象をベースに「こうしたらいいんじゃないか」「こんなふうになってたらいいな」ということを肉付けします。上の★がついているのが今回肉付けしてみたポイントです。どれもこのまますぐ自分が実用化できるものではありませんが、ある程度の期間繰り返しやってみると有用なアイデアにつながってきたりします。

ブレストなんかもそうですが、何か元ネタがあればそれをベースに肉付けするのは割とみんなできる気がするのですが、その元ネタ、特に筋のよさげな元ネタをどう創出するのかが課題と感じていて、それを解消する方法として今回の方法を取り入れるようにしてみました。「ゼロ秒思考」の作法としてはちょっと邪道かもしれませんが、「アイデアが思いつかない」という方、ぜひ一度、2週間くらいは続ける前提で試してみてください。

フルセイルからグループ月間MVP!

f:id:basicbloggers:20140616225759j:plain

フルセイルの親会社、ベーシックグループでは、月に1回みんなが集まって各事業の取り組みを共有する会をやっています。「全体会」っていいます。名前は地味なんですが、新しく入社した人の自己紹介コーナーがあったり、終了後に歓迎会や送別会がセットになることも多く、社員にとってはちょっとした行事のような感じです。

だいたい金曜日の午後いっぱい使うこともあって一見非効率にも見えるのですが、他の部署の人の業務の理解や施策の横展開などもあって少しずつ違うやり方を取り入れつつもかなり長い間続いているイベントです。もちろん会社からのお知らせなど業務連絡という役割もあります。

この全体会、各部門の共有の他に毎月MVPの選出というのもやっていて、実は今月(5月度)は我らがフルセイルのGAMEFEATというサービスの営業アシスタントのメンバーが受賞しました。この手の賞というとどうしても目立った人やわかりやすい指標のある人に偏りがちで、以前からこれをどう解決していこうかというのは課題でした。無理矢理選出するのも主旨と異なってしまい、なかなか汎用的に使えるルールや選出例にできていなかったというのも正直ありました。

そんな中、今回の受賞は誰が見ても活躍してくれた結果、特に社外のお客様からの声もきっかけとなっての受賞ということで、ど真ん中のMVPになったんじゃないかと思います。制度面でもブラッシュアップしていきたいですが、まずはとにかくおめでとう!

Casual Connect Asia 2014 に参加してきました!

ご無沙汰してしまいました!
弊社では5/20~5/22にかけてシンガポールで開催された「Casual Connect Asia」というイベントに参加してきました。

たくさんのセッションとブースでの展示、同時開催?と思われるIndie Prizeというカジュアルゲームデベロッパーのコンテストなど、世界最大級のカジュアルゲームに特化したイベントです。今回はシンガポールでしたが、アメリカはもちろんヨーロッパでもちょいちょい開催されているようです。

というわけでイベントの模様を軽く紹介します。

f:id:basicbloggers:20140602202022j:plain

会場はシャングリラホテルという場所で、これは会場に入ってすぐのロビーエリアです。朝昼はここでごはん食べたりもできます。いろんな国籍の方がいてあらためてモバイルゲームの世界の広さを実感しました。

セッションの一つ、LINEさん。こんな感じで進行していきます。

f:id:basicbloggers:20140602202027j:plain


こちらはIndie Prizeというカジュアルゲーム展示のコーナー。いろんな国からデベロッパーが集まっていて来場者の投票を狙ってプレゼンしまくる、というものです。そのへんを歩いているとiPadを持った人に声をかけられプレイさせられ、投票を求められるという光景が繰り広げられます。投票結果は夜のパーティで発表されていました。

f:id:basicbloggers:20140602202016j:plain

日本からもmetapsさんやアドウェイズさん、海外からも今まで知らなかったようなゲーム向けマーケティングサービスを提供する企業が多数参加していました。ゲーム自体を提供する会社よりも広告関連サービスやグロースハックツールなどを提供する会社が多かったです。夜もだいたいパーティがあって、クラークキーやオーチャードのクラブで開催されていました。こっちのほうがお昼のイベントよりも「海外に来たなぁ」感がありました。

このイベントを通して最も強く感じたのが「日本はカジュアルゲームとF2Pゲームが妙に棲み分けちゃっているけど、グローバルではゲームはゲームでしかなく、タイトルごとに適切なマネタイズをしようとしている」ということ。日本だと早期から課金売上が成立していたこともあり、それに応じて広告単価も世界でも類をみないほど高く、そこに広告メインでマネタイズするカジュアルゲームがぴったりハマっていたんだろうなぁということを再実感しました。我々も日本では広告メインのカジュアルゲームを展開していますが、少し外に目を向ければ違った世界があるわけで、ここに対してどう取り組むかは課題ですね。

それと今回、我々の目的の一つとして「今回ブース出展される各社から見たらアジアはだいたい海外市場になるわけで、そこに対してどうアプローチしているのか?」を把握するというのがありました。ここに関してはまだまだアジア各国に確信を持って展開できているプレイヤは少ないな、という印象で今後もいろいろ動きがありそうな気がしました。最近は海外の企業と商談をさせていただくことも増え、徐々にグローバルを感じることが増えている中、いいタイミングのイベント参加になったと思います。

おまけ:弊社の関連会社が営業する「たも屋」という讃岐うどんチェーンが実はシンガポールに3店舗あります!ご覧の通り現地でも評判ですのでシンガポール訪問される方はぜひ一度足を運んでみてください。

f:id:basicbloggers:20140602201909j:plain