モバイルウェブとアプリのトラフィック差からそれぞれの役割を考える
先日、海外のITメディアのVentureBeatで気になる記事を見つけました。
スマホ上の、モバイルウェブとアプリ、それぞれのトラフィックの比較です。とっくにアプリがぶっちぎりだと思っていたのですが、ユニークユーザー数においてはモバイルがウェブが上回っており、依然として成長率も高いという話でした。その内訳まではわかりませんでしたが、基本はソーシャルメディアと検索エンジンでしょう。内訳知りたいですね。もちろん、利用時間ではアプリがぶっちぎりですが。
さらに記事の中では米国の主要サービス(YouTubeとかInstagramとか・・)における、ウェブとアプリのユニークユーザーの比較がありました。さすがにこのレベルのサービスだとアプリのほうが多いですね。
全体ではモバイルウェブが上回っているけど、主要サービスではアプリ、じゃあどの領域でモバイルウェブが勢いあるの?というのが当然でてくる疑問ですよね。さらに読み進めると出てくるのですが、どうやら小売、金融、保険、旅行といった生活に近いサービスがそれに該当しているようです。
これはどういうことなのか?を考えてみました。
・これらサービスは目的ベース(検索経由)のアクセスが多い
・主要サービスのアプリ内で展開されている広告に出稿しているから=まずアテンションを取りたいサービスのにおいてはWebページのような存在の仕方が向いている
これくらいしか思いつきませんでした。
何が言いたいかというと、
今までスマホは断然アプリだぜ!みたいなノリがありました。それに対してモバイルウェブだけで
あることの理由として「アプリ作るコストが・・」「どう作ればいいかわからない」「特に必要と感じていない」「アプリにするほどの機能がない」などの、ある意味ネガテイブというか、少なくとも積極的ではない背景が多かったように思います。
今回の記事はそれらネガティブめな理由でもなければ、サービスのアーキテクチャ上の理由とも違う領域からモバイルウェブであることの根拠を考えるきっかけになりました。もちろん弊社で運営するサービスやWebマーケティング関連の活動にも関わってきますので引き続きウォッチしていきたいと思います。